2017年06月02日
ミュシャ展☆国立新美術館

六本木の国立新美術館にミュシャ展を観てきました。
知人から、混雑していますよ!と報告を受けていましたので、平日ですが、朝一で参りました。
開館30分前に美術館に着きましたら、チケット売り場には100人以上の行列です。
キャンパスメンバーのチケットは美術館以外では買えませんので、並びました。
10時前にはチケットをゲット。美術館に入り、会場には15分程度並びましたので10時過ぎには、会場内に入る事が出来ました。
ミュシャ展に期待して来た甲斐がありました。それはミュシャが後半生をかけて制作した超大作「スラブ叙事詩」全20点が来日し、日本で初公開されたからです。しかも、「スラヴ叙事詩」がチェコの国外に出たことはこれまで一度もなく、チェコ国外で世界初公開となる貴重な機会だからです。
館内の様子です。
アルフォンス・ミュシャは1860年にチェコに生まれました。絵の勉強をしたのは意外にも遅く、19歳を過ぎてからでした。ウィーンやミュンヘンで数年間絵画の基礎を勉強した後、27歳で単身パリに渡ります。34歳の時に女優サラ・ベルナール主演の正月公演「ジスモンダ」の演劇ポスターを手がけ、1895年1月1日にパリ中で掲示されると、物凄い反響を受けて、ミュシャは一躍時の人となりました。
伝説のポスター

(Wikipediaより)
華やかな花と女性をモチーフに、日本の琳派に通じる優美で装飾的な作風で知られ、19世紀末期のフランスで隆盛した「アール・ヌーヴォー」を象徴する作家になっていきました。
ミュシャは故郷チェコや自身のルーツであるスラヴ民族のアイデンティティをテーマにした作品を数多く描きました。その集大成が、50歳で故郷に戻り、晩年の約16年間を捧げた画家渾身の作品《スラヴ叙事詩》(1912-26年)です。(公式HPより)
「原故郷のスラブ民族」6m×8mの大作です
会場内は一部写真撮影可です。
人と比較して頂ければ作品の大きさが想像していただけるでしょう。
会場内は混雑していましたが、作品が大きいためにゆっくり鑑賞できました。細部を見るには少々時間がかかります。
スラブ民族の歴史を描いた全20点の大作「スラブ抒情詩」を見て、彼が描きたかったのは魂の叫びだと感じました。
民族とは?我が国のように単一民族では理解は難しいでしょうね?
またりリトグラフ等は堺市アルフォンス・ミュシャ館で見ることが出来ますので・・・(現在工事休館中6月中)
今回は十二分に観た甲斐がありました。チャンスがれば是非ご覧ください。会期は6月5日まで
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