智積院

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2015年12月26日 19:31




京都東山七條にある真言宗総本山智積院へ
京都国立博物館のすぐ近くで,博物館の七條通りを東に突き当たると東山通りに智積院があります。


ここが入口です。


金堂に通じるアプローチです。


緑の多い境内

智積院は、東山随一の名勝庭園と長谷川等伯・久蔵親子によって描かれた国宝『楓図』『桜図』の壁画が有名です。
利休好みと言われる庭園と国宝障壁画を見てきました。
名園入口です。


高浜虚子の句碑がありました。


ひらひらと つくもを ぬひて 落花かな 虚子

この句は、虚子が昭和5年4月に智積院を参拝されたときに読まれました。
「つくも」とは池沼に生える多年草の太藺の事。かって智積院に沢山生えていたことが、この句から窺えます

宝物殿に国宝障壁画
 桃山時代に全盛期であった狩野派に対抗し、独自の画風を確立した長谷川等伯。その一派によって描かれた祥雲禅寺(智積院の前身のお寺。大坂城落城後、豊臣秀吉の愛児鶴松の菩提を弔うために建立した祥雲禅寺の寺領を 徳川家康が寄進し、五百佛山根来寺智積院と改め、仏教研学の道場として栄えた。)の障壁画のうち、智積院に現存する絵は、「楓図」「桜図」「松に秋草図」「松に黄蜀葵図」いずれも国宝「雪松図」「松に立葵図」

名勝庭園
 利休好みの庭と伝えられ中国の廬山を模って作られています。丸く刈り込まれたのはさつき 5月には綺麗に咲くでしょう



庭に面した大書院の障壁画が楓図と桜図です。これはレプリカです。






境内の奥にある金堂




ご本尊はもちろん真言宗、密教なので大日如来

春にはききょう・さつき・その他多くの花が咲くでしょう。その時期に行きたいですね・・・
等伯親子の障壁画をゆっくり堪能してきました。







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